五百らかん寺さざゐどう
五百らかん寺さざゐどう (ごひゃくらかんじさざゐどう)
東京都江東区大島四丁目
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五百羅漢寺(現在は目黒区に移転)は元禄8年(1695)に開山した黄檗宗寺院です。
内部に螺旋状の階段を持つ三階建ての栄螺(さざい)堂を建立しました。
内部の百観音を参拝するうちに高楼にたどり着き、外に出ると目に入ってきたのは
富士です。
やっと着いたと荷物を下ろす旅人、川面を渡る風が心地いい。
あれが富士だと指さす町人や芸妓・子供、武士など様々な階級の人々。
人々の視線、板目、屋根の梁の線がすべて富士を指す構図となっています。
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